【社会福祉士/精神保健福祉士】国家試験対策 合格するための勉強法

この記事がオススメな人
  • 社会福祉士/精神保健福祉士の資格取得を目指している人
  • 社会福祉士/精神保健福祉士の勉強法について悩んでいる人
  • 国家試験の正答率を上げるテクニックを知りたい人
目次

合格基準について

社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験に合格するためには、全体の60%以上の点数がなければならない。

しかし年度によって合格基準が変動するため、60%以上の点数が取れていても落ちてしまう可能性がある。

理由としては社会福祉士が30%前後精神保健福祉士が60%前後の合格率を維持する必要があるため。

※1科目でも0点があれば合格点に達しても不合格となるから注意

以下の表が過去5年間の国家試験の合格基準となる。

実施時期社会福祉士 合格基準精神保健福祉士 合格基準
令和4年2月105点/150点101点/163点
令和3年2月93点/150点94点/163点
令和2年2月88点/150点90点/163点
令和元年2月99点/150点87点/163点
平成30年2月86点/150点93点/163点

ぜひ合格を目指す人は70%以上の正答率を目指して、勉強に取り組んでほしい。

私がR3年2月に受験した国家試験の点数結果について

共通科目 63点

社(専門) 45点

精(専門) 60点

社会福祉士の合計得点:108点

精神保健福祉士の合計得点:123点

今回は社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験を合格した私の勉強法について詳しく解説していく。

勉強スケジュール

個人的には3~4日ごとに科目のローテーションを組んで、試験開始の約3~4か月前より本格的に学習することをオススメする。

最初に何から取り組んでいいのか分からない人は、とりあえず過去問3年分を解くことから始めよう。

1番最初に使う参考書は以下の2つ。

1日目

  • 人体の構造と機能及び疾病
  • 心理学理論と心理的支援
  • 社会理論と社会システム
  • 現代社会と福祉
  • 地域福祉の理論と方法

2日目

  • 福祉行財政と福祉計画
  • 社会保障
  • 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
  • 低所得者に対する支援と生活保護制度
  • 保健医療サービス
  • 権利擁護と成年後見制度

3日目

  • 社会調査の基礎
  • 相談援助の基盤と専門職
  • 相談援助の理論と方法
  • 福祉サービスの組織と経営
  • 高齢者に対する支援と介護保険制度
  • 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
  • 就労支援サービス
  • 更生保護制度

4日目

  • 精神疾患とその治療
  • 精神保健の課題と支援
  • 精神保健福祉相談援助の基盤
  • 精神保健福祉の理論と相談援助の展開
  • 精神保健福祉に関する制度とサービス
  • 精神障害者の生活支援システム

この勉強法は、記憶を呼び起こして知識の定着を図ることを狙いとしている。

そのため例え1日で決めた範囲ができなくても、翌日の科目に取り組んでほしい。

3ステップの勉強法

いよいよ私が取り組んでいた勉強法について解説していく。

試験当日まで、どのように学習すべきか分からない人はぜひ参考にしてほしい。

私は次の3ステップで合格することができた。

STEP
過去3年分の問題は完璧にする

問題集を使って過去3年分は解説できるレベルまで到達する

STEP
模試などで新たな問題にチャレンジ

学習の幅を広げて知識と直感力のスキルアップを狙う

STEP
参考書を何回も流し読み

問題集では足りない範囲を重点的に学習していく

この勉強法の特徴は問題に慣れることに最大の焦点を当てており、傾向を捉えて答えを導き出せるようにしてくことが目標となる。

つまり分からない問題」の正答率を上げていくことが点数アップにつながるという考え。

初めて過去問を解いたとき、または模試を受けたとき、問題がさっぱり分からなくて絶望した経験はないだろうか。

私はソ教連(日本ソーシャルワーク教育学校連盟)の模試を受けたときに全く分からず絶望した。

しかし意味不明でも解きながら、正解している問題が予想以上に多かったことを今でも覚えている。

3ステップの勉強法では、直感力を鍛えることで、問題が分からなくても正答率を上げことを目的としている。

過去3年分の問題は完璧にする

自身で問題を解説できるまで何回もひたすら解いていく。

過去3年分では直近の制度やデータをみながら、傾向を掴んでいくことが重要。

ここで知識の土台を作っておくことで、考察する力を高めていく。

過去3年分の問題においては、解説できるまで到達してほしい。

とにかく繰り返し解きながら、暗記ではなく根拠を説明できるようにしよう。

ー私が使用した教材ー

模試などで新たな問題にチャレンジ

ここでは約3~5回分の試験問題を用意する。

私の場合、以下の問題を3回ほど解いて見直しを行った。

  • 中央法規模試(2年分)
  • 日本ソーシャルワーク教育学校連盟(2年分)
  • 日総研(1年分)

ここでは様々な問題に取り組むことで、知識に基づく「勘」(直感力)を育てていく。

つまり最初に話した「分からない問題」の正答率を伸ばすこと。

正直に言うと、国試で全ての問題を理解して解くという行為はほぼ不可能に近い。

そのため選択問題であることを利用し、2択に絞れるくらいまでいけば、合格の道筋は見えてくる。

解く問題は模試に縛られず、国試と同じ形式の問題であれば何でもオーケー。

だから個人的には一問一答より、本番に近い出題形式の問題に取り組むことをオススメする。

ーオススメ教材ー

参考書を流し読み

ここでは予備知識のインプットを行う。

社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験は出題範囲がとても広く、全てをカバーをするのは困難に近い。

そのため問題集だけでなく、レビューブックや国試ナビを用いて知識を広げていく。

学習のポイントとして、問題集に載っていない範囲を重点的に調べて覚える。

必要に応じて参考書に書き込むようにしよう。

ぜひ空き時間などを活用し、少しでも知識の幅を広げてほしい。

ー私が使用した教材ー

最後に

社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験合格のコツは問題に慣れること。

色んな種類の問題に取り組めば、理由は分からずとも何となく正解が見えてくる。

学習に取り組む中で、そうした「知識」「直感力」を身に付けてほしい。

今回の記事は社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験を受験する人たちへ向けて、学習方法について解説した。

ぜひ令和5年2月の国家試験に向けて最後まで諦めず、勉強に励んでほしい。

本日も最後まで読んでくれてありがとう。

ー私が使用した教材一覧ー

ーオススメ教材ー

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この記事を書いた人

東京都在住の26歳。高校卒業後は1年程正社員として勤めた後に大学へ進学。社会福祉士と精神保健福祉士を取得し再び社会人へ出戻り。趣味で始めたカメラが本職となる。ブログでは主に「せいかつ」の視点を切り口に、カメラや写真を始めとした様々なガジェットやサービスを発信していく。また社会福祉士、精神保健福祉士に関する情報なども発信中。

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