社会福祉士か精神保健福祉士で国家試験を受けるなら両方のダブル受験がおすすめ

この記事がおすすめな人

  • これからの進路選択で迷われている人
  • 社会福祉士と精神保健福祉士でどちらを受けようか迷っている人
  • 社会福祉士と精神保健福祉士について知りたい人
目次

はじめに

今回は社会福祉士と精神保健福祉士のどちらを受験しようか迷っている人へ向けた記事となる。

最初に結論から言うと、個人的にはダブル受験が圧倒的におすすめ。

私自身も学生時代はどちらを受けようか迷っていたが、実際にソーシャルワーカーになって思うことは、結局どちらの視点も大切で、持っていて損はないということ。

それでも明確にやりたいことが決まっていれば、それに準ずる資格を取得してもらえればいいが、限られた時間の中でどちらを受験するか迷っている人もいると思う。

だから今回は、社会福祉士・精神保健福祉士の受験におけるメリット・デメリットについてパターン別に解説していく。特に学生の方は今回の記事を参考に進路選択へ役立ててほしい。

社福と精神のダブル受験

現段階で社会福祉士か精神保健福祉士どちらを受験しようか迷っている人は、とりあえず明確な答えが出るまでは両方の勉強を進めてほしい。その方がいざ選択肢を絞る場面になったとき、自分に合った選択ができるようになるから。また視野を広げるといった意味でも、個人的には両方の資格取得を目指してほしいところではある。

メリット

  • 視野が広がる
  • 国家資格を2つ持てる
  • 試験代の割引きが適用される

国家資格を2つ持てるメリットはとても大きい。これは働き始めてからも同様で、もし今後転職する際には必ず役に立つ。また後に「やっぱり2つ受けとけばよかった」という人も私の知り合いの中で何人もいたため、今時間があるうちにダブル取得を目指してほしい

そのほか今後ソーシャルワーカーとして働き始めた際に、おそらく色んな人と関わることになる。それは多職種であったり、本人や家族であったり様々。そういった人たちと関わるうえでも、両方の専門領域を勉強しておくことで、色んな視点で物事をみることができるから、ぜひ学習に励んでほしい。

国家試験の費用について

社会福祉士:19,370

精神保健福祉士:24,140円

同時にダブル受験:36,360円

本来であれば合計額は43,510円であるが、ダブル受験することで7,150円お得に受験することができる。

デメリット

  • 学習費用がかかる
  • 学習時間が増える
  • 両方不合格もありえる

ダブル取得を目指す際は、やはり時間も費用もそれなりにかかってしまう。だから人によっては、遊ぶ時間が削られてしまうし、日頃からスケジュールを立てて勉強することをおすすめする。

また共通科目で0点があったときは両方不合格になるから注意が必要。ぜひダブル取得を目指すなら、共通科目を重点的に勉強をしてほしい。

社会福祉士のみ受験

社会福祉士の専門性は「障害」「高齢」「児童」「司法」など多岐に渡る。そのためどこで働くかは漠然としているけど、福祉の専門職として相談業務をやっていきたい人にはおすすめの資格となる。

メリット

  • 幅広い職域で活かすことができる
  • 資格加算が取れるため就職しやすい
  • これからの時代で需要がある資格

これからの時代では社会福祉士の需要はとても大きい。それこそ少子高齢化や、地域の社会資源開発に向けた取り組みがより一層重視されており、地域の相談を担う社会福祉士は貴重な存在と言える。

また病院や施設の相談員になることで、より明確化された専門性を発揮することができる。その他の就職先でも社会福祉士を必要としているところは多いため、ぜひ色んな求人を調べてみてほしい。

デメリット

  • 1つの領域に特化していない
  • 福祉系国家資格の中では最難関

社会福祉士は浅く広く勉強していく印象があり、1つの専門領域に特化しているわけではない。だから、就職してからその領域の専門性を高めていくことになる。

さらに社会福祉士は合格率が約30%と福祉系国家資格の中では最難関となる。しかも、一定の点数を取れば合格できるという基準はなく、受験者の約上位30%が合格できる仕組みとなっているため、受ける人はぜひ勉強を頑張ってほしい。

精神保健福祉士のみ受験

精神保健福祉士は社会福祉士から派生した資格となる。そのため、専門領域は分かりやすく、将来的に精神分野で活躍したい人はおすすめの資格となる。

メリット

  • 専門領域が精神に特化している
  • 医療的な視点も多く学べる
  • 合格率が約60%と取得しやすい

精神保健福祉士が働く場所は、主に精神科のある病院を始め、施設や学校など様々である。そして社会福祉士に比べて精神に特化しているため、その活動範囲は狭まるも専門性がハッキリしている資格となっている。また合格率も約60%で推移しているため、社会福祉士よりも取得しやすい資格となっている。

デメリット

  • 将来の選択領域の幅は狭くなる
  • 参考書やテキストが少ない

精神保健福祉士については、精神に特化しているため社会福祉士よりも職域は限られてしまう。

また精神保健福祉士の1回目の国家試験は1999年に行われたため、まだまだ歴史の浅い資格となり、認知度も社会福祉士より低い。そのため参考書などの種類も少なく、やや勉強のしにくさを感じる

もし学習テキストで悩んでいる人は、以下の記事も参考にしてほしい。

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まとめ

私の個人的な見解にはなるが、とりあえず迷っている人はぜひダブル取得を目指して勉強してほしい。

そして、学習を進めていく中で「自分には何が必要なのか」「何を大切にすべきなのか」を考えて進路選択に役立ててほしい。

ぜひ学生生活も大切にしながら、将来に向けての準備を進めていってほしいと思う。

本日も最後まで読んでくれてありがとう。

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この記事を書いた人

東京都在住の26歳。高校卒業後は1年程正社員として勤めた後に大学へ進学。社会福祉士と精神保健福祉士を取得し再び社会人へ出戻り。趣味で始めたカメラが本職となる。ブログでは主に「せいかつ」の視点を切り口に、カメラや写真を始めとした様々なガジェットやサービスを発信していく。また社会福祉士、精神保健福祉士に関する情報なども発信中。

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