今年もあっという間に新生活の時期がやってきた。本当に、思っている以上に時が過ぎるのが早い。 20代後半からの時間が流れるスピードって異常。ある程度人生の経験を積んできた証拠でもあるし、大きな変化なくやってこられた証拠でもあるんだろうけど、それにしても早すぎる。
突然の退去勧告とフリーランスへの道

……と、たった今「大きな変化なく」と書いたそばから特大ブーメランをかまさせてほしい。
実は今年の3月末で3年間勤めていたフォトスタジオを退職して、フリーのフォトグラファーになった。
もちろん、元々「いつかは独立したいな」くらいには思っていたけれど、具体的なタイミングは今まで全然考えてこなかった。ひとまずは今のスタジオで頑張ろうって感じで毎日を過ごしていた矢先。 去年の10月あたりに、住んでいる物件の取り壊しと再建が決まって、今年の3月末までに退去することになってしまった。
立ち退きだから引っ越し費用などは負担してもらえるんだけど、なんせ家が神立地すぎた。職場も徒歩圏内で、外苑前・原宿・表参道も徒歩約15分圏内。それでいて家賃7.6万円のバストイレ別という、明らかに最高のアタオカ物件だったんだけど、残念すぎる。
だけど、引っ越し費用も少し多めに出してもらえるということや、独立するための生活防衛資金は少し貯めていたのもあって、「これ、引っ越し先によっては固定費を抑えられるのでは?」と思い、これを機に退職を決意。 突然といえば突然なんだけど、以上を踏まえて、フリーランスのフォトグラファー「Tobari」として生きていくことに決めた。
年間1,000件の撮影で培った「誰でも盛れる」技術

じゃあ星の数ほどいるフォトグラファーや写真家の中で、自分の武器ってなんだろうって見つめ直した結果、「どんな人でも盛って撮れる技術」だと思った。
勤めていたスタジオは一般の方が撮りに来る場所だったから、ポージングの指示や誘導は基本すべてカメラマンの仕事。まるで雑誌の1ページみたいに撮る技術はもちろん、他社と比べても十分すぎるくらいのホスピタリティが求められる環境だった。 そこで大体ではあるけれど、1年間で約1,000件以上の撮影をこなしてきた。人の顔の系統や体型って本当に人それぞれだけど、その圧倒的な数の経験があるからこそ、どんな人でも確実に盛れる角度を見つけ出して、ファッションモデルみたいに切り取るディレクションができるようになったんだと思う。
「可愛い」「美しい」の価値観は人それぞれなのは大前提として、大半の人が「美しい」と感じてくれるストライクゾーンに合わせて撮れる。ポーズに慣れていない初めての方でも、細かく指示して魅力的に撮り切る。これが自分が持っている最大の強みだと悟った…。
「私ってこんなに綺麗だったんだ」を引き出したい

そもそも、自分自身がポートレートというジャンルにハマったのも、趣味で撮った写真で相手に喜んでもらえたことがきっかけだった。スタジオの仕事も「撮った人に喜んでほしい」という軸と見事にマッチしていたから、カメラ技術だけじゃなく高いホスピタリティも学べたんだと思う。
今は生成AIの流れや加工アプリの開発も進んでいて、「いかに盛るか」は簡単に創れる時代になった。 だけど、写真だからこそ引き出せる『その人らしさを活かした、最高に盛れる世界観』を自分の手で創り出してやるぞっていう気持ち。何より映画の主人公や、童話のヒロインみたいな「美しい」「可愛い」「カッコいい」という感情と喜びを共有したい。そして、撮られた本人が素直に「私(俺)、こんなに綺麗だったんだ」って思える瞬間を作りたい。それがフォトグラファーをやっていて本当に良かったと思える瞬間だから。
独立の洗礼と山積みのタスク

と、ここまで熱く語ってはみたものの、現実は甘くなくて、黒字化にはまだまだ程遠い状況。 SNSもやってはいるけれど、今まではバズとかも気にせず気ままに動かしていたんだけど、いよいよそうも言っていられない状況になってきた。
それとフリーランスの土台作りって地味に大変だということに気づいた。意外とやることが多くて、正直分身したいレベルで手が回っていない。元々作業が人より早いわけでもないから、壁にぶつかることなんてしょっちゅうで、ポートフォリオサイトを作るだけでも1日半もかかってしまった。細かい設定とか気になるところが色々あって、何回も改良を重ねてようやく完成したのがこれ。

実際見てみると非常にシンプルなんだけど、このページを作るのにも色んな工程やシステムがあるんだなって改めて学べたから、一旦納得できるものを作れた自分をとりあえず褒めておこうと思う。
実は今この記事を書きながらも、新たにnoteを始める準備をしたり、写真集の制作を考えたり、広告や集客をどうするかとか、考えることが山積みのもろづみ状態。全部楽しみではあるんだけど、効率良く上手く立ち回れるタイプでもないから、色んな学習ツールなんかも使いながら着実に前に進めるように頑張っていこうと思う。
今後の企みと目標

まずは撮影の件数を増やしていくこと。これが第一目標になるけれど、リスクヘッジとして、4月と5月の収益次第ではクラウドワークスやランサーズなどで案件を引き受けることも考えていこうと思う。
その他、これからの目標として、noteも本格的に始めていく予定。noteでは自分が創る世界観とか、写真の色味表現、機材の使い方やカメラ設定、RAW現像など、Tobariの写真の裏側を余すことなく解説していくつもりだから乞うご期待。始めたらお知らせするから、ぜひ楽しみに待っていてほしい。
また、写真集の制作にも現在取り組んでいるところ。4月には間に合わないかもしれないけれど、月刊で制作していこうと思ってる。こちらもまた改めて告知する予定だから、ぜひお楽しみに。
最後に決意表明

正直、Tobariというアカウントは他の有名なフォトグラファーと比べたら、全然知名度もない弱小アカウントであるのは間違いない。でも、これまで培ってきた確かな技術とホスピタリティに関しては、全然引けを取らないと思っている。
自分が撮影した人に「私ってこんなにも可愛く(カッコよく)なれるんだ」と最高の感動を届けられるよう、これからも最高の写真を届けていく。もちろん、Tobariに興味を持ってくれたすべてのユーザーに還元できるよう、撮影だけじゃなく写真に関する情報発信とか、色んなワクワクをお届けできるように励んでいきたいと思う。
今回は決意表明とともに、長々と自分のことを赤裸々に綴らせてもらった。最後まで読んでくれた方々には感謝しかない。 本日もありがとうございました。

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